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無題

 前回の記事が2月だそうだ。半年以上何も書いてなかったかと思うと呆然としてしまう、と思いきや僕は日頃から文章を紙に書いては丸めて捨てるという生産性のないことをやっているので、意外と実感はなかったりする。インターネットかゴミ箱か、という話なのである。前回もそんなことを書いた気がするが、思っていることを文章にするのは非常に自分にとってとてもいい影響を与えてくれる。失恋した相手に送りがちなポエムにもしっかりと意味はあるのだ。送られたあの子の気持ちはともかくとして。

 とはいえ、せっかく作ったブログを放置するのも良くないので、無理やり文章を書いてやろうという魂胆である。しかし特に最近考えていることもないし憤っていることもない(あるとTwitterに書き込んでしまうから)ので、近況報告になるんじゃないかな*1

 

 夏休みに入ってからというもの、日中勉強しては夜にのそのそ家を出るという生活が続いているのでお腹がぷにぷにとしてきた。女の子のぷにぷには良いものだが、男のぷにぷにはどうしようもない。今日も友人が来月からイギリス留学へ旅立つということで、二人でお酒を飲んできた。「君よ杯受けとくれ、どうぞなみなみつがせておくれ、花に嵐のたとえもあるぞ、サヨナラだけが人生」である。

 一つの事実についていろいろな人から話を聞く、というシチュエーションはしばしば発生する。例えば失恋の話。つまりまあここ半年の僕の話であるが、どうしても事実をそのまま伝えることができなくて、人類の限界というかそんなものを感じる(他人から聞く自分の話も然り)。どうしてもバイアスがかかってしまう。そもそも事実ってなんだ。俺が白だと思っている色は他の人にとっては俺の思う赤かもしれないし、黒かもしれないのだ。そんなことを考える酒の席だった*2。僕たちは誰に、どうして事実の解明を命じられているのだ。まったく。

 

 触れると事実を瞬時にそのまま共有できる何かがあればいい。それはきっと綺麗な立方体をしている。それが開発されてからというもの、恋人たちのすれ違いはなくなったし、隣国の人々を憎しみ合うようなこともなくなった。少しづつ世界は幸せになりつつあった。しかしある国が『真理省』を設立し、国民に『真理』を与えるようになるのだ…。

 

 とにかく、大事なことは自分にとっての真実が何であるかだ。苦心して自分だけの美しいストーリーを書いてしまおう。誰も真実のストーリーなど求めてはいない。都合のいい真実で自分を飼い慣らしてしまえ…。

 

2015/08/16

*1:ならなかった。

*2:酒の席とはあまり関係がないことを一応書いておく。自分にまつわる新鮮な話をたくさん聞けてとても楽しかった(笑)